連日パウダースノーです

12月に、二週間ほどインドに行ってきました。スキー指導も目的の一つだったのですが、雪不足で雪上でのトレーニングは出来ませんでした。

しかし、雪がないから出来たことが多くあり成果はあったと確信しています。10年に渡ってスキーでの身体の使い方を研究してきたことを、細かく伝えることができたからです。それと古武術等の講習会で身に付いたことがだいぶ参考になり、学んでいて本当に良かったと思いました。

それにしても、インド人の吸収の速さにはビックリしました。インド人は、さすが「ヨガの国」というか、身体を緩めることが普通にできたので、私のスキー術を伝えるのはいたって簡単でした。同行してくれた通訳の方が良かったことと、私のスキーを知る日本語の分かるインド人の友人がいたから、よりよく伝わったのだと思います。感謝!

日本人の多くは、初動作に筋肉に力を入れてから動き始めます。今回インドで行ったことは逆で、筋肉を固めないで動き出す方法でおこないました。このように最初のスタートが違うので、同じ運動をしても動きの質がまったく違ったものになります。

例えばエッジングをするとき、踏み込みながら板の角を立てるか、踏む力を弱くしてフワーッと浮いているよう感じで板の角を立てて滑るかの違いです。どちらが良いとかいうのではなく、どちらもできた方が良いと思いますが、後者を多く練習する必要があると思います。

 どんなスキー操作も可能にするには、スキーの真上でバランスがとれていることが大事です。「いいポジションに乗れているかどうか」なのです。

ポジションとは重心のことで、重力も雪面からの力も重心でひとつになります。重心が力のバランスをとってくれます。その位置を「スキーのほぼ真上に置く」ことが大事です。

身体の力を抜けば、おのずと良い位置に乗れるようになります。それと手はできるだけ広げないようにします。手でバランスを取るのではなく、体幹部がバランスを取るようにならなければ駄目です。

手も体も止まることがないよう、赤ちゃんのようにいつも動いていることが大事です。柔らかな動きとはこのような事でしょう。安定とはいつも動けることをいいます。私がいつも言うように、固定してはいけません。

スキーを滑らせる力は自然の力、重力から生まれます。これに横向きの力が加わるとスキーは回転します。横向きの力は、身体がターン内側に傾くことによって生まれます。う〜ん、シンプル。そう、簡単ですね。 (2011年1月20日 サダハル)