動くスキーの上で、体が固まらないように

今シーズン「スーパーG」203pの板を購入しました。まだ二回しか乗っていないのですが、安定しています。スピードターンの中で使用するものなので、一般にはお勧めしませんが、「マシーン」と言えるようなスキーです。

使うのがもったいない気もするのですが、朝一リーゼンの23本滑るのには最高です。

あ、このスキーだけは誰にもお貸しできませんのでご了承を。

早朝のリーゼンコースは私と同じように飛ばしている方が多くいますね。スキースクールの方、ヘルメットにレーシングウエアのレーサーの方と様々です。とにかく上手な方が多いですね。

私が今シーズン心がけて滑っていることは、ゆっくりと一定の速度で動くようにしていることです。

特に動き始めをゆっくりおこないます。重心移動の時も動きはわりとゆっくりした感じになりました。

脚部を曲げていく時、(これはイメージで、実際は曲がっているかどうか解らない)身体も同時進行で曲げる縮む感じにします(沈むという感じもある)。

この時、体の中心と言うか内側に向かって身体を緩めるようにおこないます。身体の内側に向かって緩めるように縮んでいくのです。

その次の動きというのはあまり意識していませんが、「曲げる、縮む」に対して「伸ばす、伸びる」という感じではないような気がします。

「うーん、身体を少し膨らませるような感じかな」

最近私は多くの方に、「肘の力を抜いてみたら」と言います。これによって肩が楽になり、今まで固まっていた上半身に動きが生じ、滑らかな運動が可能になるような気がします。これが「自然な動き」を感じられる一つの方法かも知れません。

同じ動作を繰り返し行い身体に覚えこませ、習慣化された動きは無意識のうちに出るからといって、これを「自然な動き」だと思わないでください。

自然な動きとは「臨機応変」。その時にその場に一番合った動きが出ることなのです。その動きはその場限りで、もう二度とできないかも知れませんよね。  (サダハル  2009年1月30日)