静かに息を吐く

現在は、調べようとしなくても、多くの情報がどんどん入ってきます。その為か、頭に入ってきた知識だけで動いています。これだと「思い通りの動き・理にかなった動き・自然な動き」が出来ません。
多くの方が動こうとする時、なんとなく「ふわふわ」していて安定感がない。いつも気持ちが、上がっている様に思います。また、気持ちが上がっていると、身体のバランスが悪く、呼吸も浅くなっていると思われます。

体内に宿っている、本然の動きに目を向けたいものです。自分の体に注目し、「いま自分がどう動いているか」を探ることが大事です。その為にも、気を下げる必要があります。
どうすれば良いかと言うと、簡単には「しゃがむ」だけでも良いと思います。
しゃがめば気持ちも落ち着き、気が下がります。

後でもう少し詳しくお伝えしますが、気を下げないと、覚え込んだ頭からの指令に基づいた動きしかできなくなってしまいます。

上級者になれば、「腰回り・おしり」が大事になってきます。では、そこに気を向けての練習です。
仰向けに寝て楽にし、膝を軽く曲げます。寝ると、骨盤の上部に隙間が出きます。(背骨と床の間)
その隙間を、息を吐きながら無くします。(このとき大事なのが、肛門を締め、息を吐きながら行うことです)

と同時に、恥骨を上げ、それを見るように頭を起こします。(背中や腰を浮かせないで、骨盤をしゃくります)
これらは「ピラティス」から学びました。
普段でも「お尻の穴を締め、息を深く吐く」事はやっています。(落ち着きます)

上記の意識(お腹から腰回りお尻の感じ)を、スキーに応用します。

この感じを、立ち上がった状態で作ってください。(スキーの型の一つです)
腰回りの感じが、寝てやった時と同じになりましたか? 気持ちが下がり、腰回りが安定すると思います。

実際の動きです。
身体をターンする方向に移動させようとする時、さらに重心を下げるような気持ちで、お尻から動いてください。
気持ちを抜かない(開放しない)で、身体の中心から動く感覚です。
「頭の位置」が遅れない限り、スキーで言う「良い位置」でのスキー操作ができます。
上下動の上の場合でも、気持ちまで上げないようにします。
ジャンプ(上への動き)は、股関節をお腹の中に引き込む様にします。
気持ちを下げながらジャンプする感じです。(難しいかな?)

出来る様になれば分かりますが、「身体に思考と運動が保存されている領域がある」と思えてきます。身体は、脳の指令に関係なく働いている、と言った感じかな。(2020年12月4日 サダハル)