構え(椅子に座る前の姿勢)

我が家の横の雪道を、「キャーキャー」言いながら走って行く子供達と、ゆっくりと雪を踏みしめて歩くスキー客。

雪道を歩くのに、普通は滑らない様に転ばないように気をつけて移動すると思います。ところが地元の子供たちは、転ばないように気をつけているとは思いますが、「わざと滑ったり走ったり」しながら移動していきます。子供達は、「滑っては転ぶ」ということを何回も経験する中で身のこなし方を学び、そのうちに滑る雪道を楽しむようにもなって行ったのです。

滑っても転ばないような「歩き方・走り方」は、自然と身に付いていったのでしょう。

だからでしょうか。雪国のこどもも雪国で育った大人も、スキーのときに滑り出すと転ばないような構えが「すっと」出来ます。本人は構えているつもりがなくても、滑るための構え(姿勢)が自然と出来るのです。その構えを維持したまま滑ることができるので、技術はなくても見た目はなんとなく上手く見えてしまうのです。

という事で、たまには形から入るスキーの話をします。

では、スキーでの構えを作ってみましょう。簡単に言えば、「椅子に座ろうとする時の姿」です。

お尻を少し引き、頭が僅か前に出た姿勢です。この姿勢、椅子に腰かける前と、また椅子から立ち上がるときにもこの容になりませんか。

スキーの構えで、多くの方の頭の位置が後ろなのです。鉛直線上に頭があるのではなく、「頭一つ前に出す」と良いと思います。

頭の位置も、移動することが大事です。(お辞儀をする様に・のれんをくぐるように)します。この時、膝が伸びきらないよう注意しましょう。逆に、軽く曲がるのが良いと思います。

これだけでも、体が遅れると云うことが無くなります。 簡単ですから試してみて下さい。(2019年12月20日 サダハル)