真実を探れ

「スキーは:よりむだなく・美しく・安全に・楽しく・速く、そしてより自由に」と発展していくもの。

スキー技術をとらえていくときに最初に考えなければならないことは、スキーの目的となる、斜面を降りるスピードのコントロールと回転弧のコントロールです。

スキー板をコントロールすることを忘れてはいないだろうか。

ほとんどが集団に入ると理性を失い、組織の考えに飲み込まれていくような気がします。他人の物まねをするのではない技術を、磨いてほしいものです。

最初は物まねをして覚えるのも良いでしょうが、ある程度になったと思える様になれば「自分の頭でよく考えた滑り」をしなくてはいけません。

組織に入ったとしても、「組織の論理に引き込まれることなく」自分の滑りを表現できるスキーヤーになることが必要と思います。

スキーを指導する立場になったら、自分の経験や限られた視野によって方針を決めてしまう事の無いようにして下さい。多くの指導者は、経験則に基づいて指導していく傾向がつよい様ですから。

客観的な見方が出来る指導者でなければ駄目です。「だからといって、客観的だから正しいかどうかわからない」ということが理解できるようになれば素晴らしい。

とにかく経験を積んできても、広範囲のことをそうとう勉強する必要があると思います。

もう一度、良く考えてほしいことが有ります。「自然で楽なスキー」ということを。

動きでいう“自然”は、言ってしまえば、シンプルな動きをするということです。本当はもっと奥深いのですが、無理な動きをしないことです。

 “身体の動き”“身体の使い方”というのは、他のスポーツや仕事でも同じに遣える動きのはずです。

良く考えて下さい。本当の意味での「全身を使った滑り」ということを。

それと、二軸や「なんば」を誤解してスキー技術や指導に取り入れたことも、もう一度考えて欲しいと思っています。誤解だったことを、ほとんどの方が知らないのではないかと思えるからです。

何とかしないと、この影響は永遠に消えないと思います。だって、陸上の「マック式の誤解」は、たった一年間でしたが50年たった今でも消えていませんから。

何故このようなことを書いたかと言うと、あの技術選がまた八方に来ちゃうからです。(2018年4月11日 サダハル)