身体・左右非対称

人間の身体は左右非対称ですから、左右のターンが同じになる筈がないのです。
基礎スキーをしていた頃は、左右を同じにしようと努力していました。最近は、左右の特性を知ることができたので、動く感じを左右で変えています。
左右のターンを同じにしようとしている訳ではなく、どちらも「早く軽く自由に」ターンできないかを試しています。その内に動きが自動化すれば良いなと思っています。

左右の違いに目を向け始めたのは、23年前からだと思います。韓氏意拳の講習会時に、それまで気づかなかった右に向くと、また右に向きを変えるとき詰まる感じになり、どうすれば詰りが取れるかを考えたのが始まりでした。

今シーズンのはじめに、内田樹・高橋佳三の両氏から、身体の左右感について「身体の左右の動きの違い・特性」などを教えていただき、多くを知ることになりました。
左右が浮きと沈み、開放と収縮を分担しているということ。更に左が水平感、右が垂直感。ということから踏めるのは左ターンの右足荷重の時、身体をスライドしやすいのは右ターンの左足荷重の時となります。(私は、外足荷重です)
左右を同じ感じで行うと、どちらかがやり難いと思います。それをWCのレーサー達は、ちょっとしたことや動きを加えることによって、やり易くしているのだと思います。

上記の高橋さんは、「私はコーチではない」という立場を大事にしながら、スケートの小平選手達の講習会に臨んでいたそうです。ちなみにコーチの結城さんは、10年ほど前から、高橋さんの講習会に参加していたようです。(私も同じ講習会に参加していました)
小平選手の「スタートの構え」、あれは高橋さんの講習会の中での気づきで、他にも多くのことを自分で考え応用したようです。(自分で考え出すことがすごいです)
もっと凄いのは、講師の高橋さんは野球が専門なのですが、他の多くのジャンルのことも未だに学んでいることです。

では、ワンポイントレッスンを
大回りのターン終了時に、くの字姿勢を保ったまま立ち上がれば、次のターンがし易いところに、身体が動いてくれます。慣れて来たら立ち上がるとき、山側(ターン外側)の肩甲骨を背骨側へわずかに引きながら行います。(最初は肩を引くとよい)
肩や肩甲骨で、ポジション変化ができる。ということと、スキーの持っている動きの法則さえよく知っていれば、浮いているような感覚でスキー操作ができます。
自分を中心にスキーを動かそうとすると強い力が必要になります。スキーの重心に対して自分の身体を動かすのでなければなりません。スキーが進みたい方向・スキーが描きたい弧があるはずです。それを滑り手が邪魔をしない様にすることが大切です。(2018年3月14日 サダハル)