空気の中でスキーを回す

多くはショートターンで見られる動きです。

「膝の切り換え」を速くします。「膝の向き」を変えるのが早くなると思います。

エッジングを素早く一瞬で済ませれば、スキーが前に走り出ます。この時にスキーを回します。「走り出る」という動きが、スキーが浮くといった感じになります。

ジャンプするとか浮かす、と言ったことではありません。実際には雪面から1㎝も浮いていないと思いますし、雪面上で回していることもありますが、いずれにしても空気の中でスキーをまわしているという感覚です。

ここではスキーに注目されそうですが、スキーだけ走っても駄目・スキーだけ浮いても駄目です。≪身体が一緒に動いていないと駄目です≫

スキーの「方向付け」を山回りで行うのではなく、次のターンの方向は「空中で終わっている」ようにします。浮いている感覚の時にターンが終了しているので、エッジングは一瞬ですむのです。エッジングをしながらスキーを回す感覚はありません。

滑り方は、「山回り~山回り」というイメージですが、山回りはエッジングのみで、回す意識はありません。(しかし、角付けの角度によっては、結果的にターンをしている事も多々あります)

以上ほとんどは、大好きな「神様」ステンマルクからの受け売りです。

最近は、ロングターンの時も膝の切り換えが速くなっています。早く膝の向きが変わっているので、上体の先行動作があっても、身体が回っている様には見えません。

前回のポールトレーニング時に、「上体をかぶせる動きと、膝の横への動きを同時に行う」と言いましたが、実は膝の動きは相当早くから向きを変えていました。

また、2015年に「何もできない身体」で書いた事と逆の動きも、現在はしています

ロングターンで回転を仕上げていく時には、胸を張りそり腰にします。そして次の回転に入る直前に、胸を落とし丸まる様にして角付けを切り換えます。

この動きに「膝の抜き」を合わせると、ターンの切り換えも楽にできます。

こんどは佐藤智子さんからの受け売りですが、「階段登行とスケーティング」私もスキー指導に使わせていただいています。

上級者の仲間入りをするためには、スケーティングが出来ないと駄目だと思っています。

一時期私はクロカンの板を履き、スケーティングで何キロも走りました。また、夏はローラースキーでも練習をしました。(実はクロカン小学生のコーチをしていたので)

ミドル・ロングターンで、角付けの切り換え時から谷回りを、スケーティングのイメージで滑る事ができてから、上記の「空気の中でスキーをまわす」ことにチャレンジして下さい。内足に乗るようなターンや、身体をくるくる回すターンを教わってきた人は、「外足から外足というように、踏みかえて行うターン」を練習して下さい。

これを書きながら想像しました。スケートリンクでスケートの小平奈緒選手が、スキーを履いて直線をスケーティングで滑ったらどうなるだろう?と。 (2017年4月18日 サダハル)