ヴァーチャル・リアリティー

 

スキースポーツの陰りは晴れるのだろうか。

私はレジャースキーの隆盛時代を知っている。日本人のすべてが、スキーを楽しんでいたかのような賑わいだった。

スキースポーツが衰退した要因は多くあるのでしょうが、その一つとして私たちの内面・心の問題があると思います。

情報通信システムの発達で、私たちは自分の部屋に居ながら、様々な疑似体験ができるようになったのが原因だと思います。

今の私たちは、身体に楽しみや喜びを与えるのではなく、脳内だけの感動や興奮で満足しています。

ヴァーチャル・リアリティーは、あらゆるものを私たちの手許にひきよせました。現実の世界と区別できない様な疑似体験が可能になっています。技術文明が発展すればするほど、私たちは主体的にスポーツを行うことを止めてしまうのではと心配しています。

日常生活の中で運動やスポーツを行うようにしなければ、私たちの身体は枯れ木のようになってしまいます。


そしてスキーは、技術やどう滑るかの方法などの機能的なスキーばかりを追求していると行き詰ると思います。

自然と同化し身体を活性化させるスキーをしたいものです。

と、言いながら空想の中で、特別に難しいスキーをしましょう。疑似体験で興奮しましょう。

子どもの頃やった、体力測定の横跳びを思い出してください。ラインが真ん中と左右に一本ずつ3本あり、その左右のラインまでを行ったり来たりするやつです。

これをスキーで行うようなものです。イメージして下さい。斜面真下に向かって3本のラインを引き、左右のライン上でターンするのです。スキーが左右のライン上に置かれるときは、エッジだけが雪面に触れる様にします。真ん中のライン上は、スキーが浮いて移動する感じです。

想像して下さい。左右のライン上は谷回りです。山回りのときは、スキーが軽くなっている感じです。

気をつけて下さい。左右のライン上で山回りにならないようにして下さい。

胴体が左右のライン上まで行くと、山回りになってしまいます。もちろん胴体も左右に移動しますが、真ん中のライン上をわずかに蛇行しながら下って行く程度です。野球のスライディングをしている様な姿で、足を延ばしスキーを左右のライン上に投げ出す感じです。

自分の滑っている姿が思い浮かべられると良いですね。

カマキリやカメムシの様子から、この冬は大雪ではないかと予想しています。間もなく冬が来ます。ご一緒に滑りましょう、とても楽しみです。    (2016年10月10日 サダハル)