自然な動き

人間は、「歩く・走る」ための体の作りはできている。しかし、「滑る・泳ぐ」ためには努力が必要です。

どのスポーツでも、最低「歩く・走る」ことは出来るはずです。ところがスキーでは、履いたとたんに滑りだしたり雪の中に潜り込んだりと、思い通りにならず歩くことすら出来ません。

その点では、初めて自転車に乗るとか初めて泳ぎを学ぶ、という事に似ていると思います。大げさに言うと「未知の動き」を学ぶ、という事になると思います。

スキーでの状態や体の使い方を学ぶのに、普通の生活での動きや通常の動きを、そのまま同じように使おうとしても駄目です。

スキーでの自然な動きと、普段の動きは同じではないと思って良いでしょう。(実は何回も言ってきた事なのですが)

・片足跳び

片足で立って、ケンケンしながら回って下さい。どちらの方向が回りやすいですか?

右足で立つと、右回りがしやすく、左足で立つと左回りが楽にできます。これが普通で、自然な動きなのでしょう。だから、スキーで滑っている時に「内足」に乗りやすくなるのです。

脛の筋肉の付き方にも原因があるのでしょうが、だからと言って「内足荷重・内足ターン」が自然と言うのは違います。(間違えてほしくなかった所です)

・右ねじの法則

体にこの様な法則があるのかは分かりませんが、動きの勉強をしていて最近とくに感じるようになりました。

体を右に向けると、体が「とじる・しまり」ます。反対に左は、体が「ひらく・ゆるみ」ます。(南半球の人は逆かもしれませんが、定かではありません)

くるくると回る動きやスピンは、左回転の方がやり易いし数多くできると思います。左回転は、体がゆるむからでしょう。緩むから多くのパフォーマンスが出来る反面、失敗も多いと思います。

スキーは左右交互にターンしますが、左右のターンがアンバランスでも良いと思っています。左右対称でなくても良い、身体の使い方も左右で違っていて良いのです。同じにならないのが、自然なのだと思います。(2015年7月14日 サダハル)